引き伸ばし機 

街を歩いていたら,小汚い古道具屋の片隅にどう見てもライツのフォコマートIcらしきものがホコリを被っていた. 見せてもらおうと思ったんだけど,店主と思しき若者は道路に面した店の一角でドラムを叩きながら大声で歌っていて,なんとも近寄りがたい雰囲気. ちょっと迷ったんだけど,勝手に店に入りこんでまずは品定め.

ただ,どうも調べてみると,アンチニュートンリングフィルタが無いし,コンデンサ部を上下させるレバーも折れている様子. しかも横倒しになったまま長く置かれていたらしく,台の平面性というか,支柱の傾きも気になる状態. 価格も書かれていないので幾らかも判らない.

う〜ん,こんな状態ではなぁ・・・等と考えていたら突然ドラムの音が止んだ. おわっ,ヤバイ! と思ってダッシュで店を出て,走って逃げる. 逃げながら,なんでオレ逃げてるんだ?と思うのだが,とにかく逃げなくては!と全力疾走.

もう大丈夫だろうと思って立ち止まった・・・ところで目が覚めた.

さる方に全面的に甘える形で何とかG展に向けてのプリントの修行が始まったのだが・・・教えてもらいながら自分でプリントを経験した結果,写真を撮る時にイメージするもの「そのもの」が,変化してしまった様に感じる. その結果,出展に耐えうる写真がまだ一枚も撮れていないという事実を受け入れざるを得なくなってしまい愕然・・・というより呆然としてしまっている.

自分を擁護すると,テーマを絞ったために今までの大半の写真はテーマに沿わなくなってしまったとは言えるかもしれないが,自分の意識の中で,写真のゴールがモニタ上ではなくプリント(つまり紙)になったということが大きい様だ.

だからといって,突然納得できる写真が大量に撮れるようになるはずがない(撮影技術が急激に向上するはずがない)ので,今まで通り地道に撮り続けるしか無いのだなぁ,と独りごちる「夏」なのであった.

それにしても引き伸ばし機が欲しいのぉ. 暗室化できそうな場所の目星は付けたので,後は関連機材を少しずつ揃えていけば良いのだが,今まで安いカメラを買いすぎているので,伸ばし機だけはやはり良いものを買いたい. しかしそこにはかなりの金策が必要なのであった. むむー.

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2 Comments.

  1. 暗室という通常はもっとも困難な条件がクリアされているというのに、
    何故買わずにいられるのかっっ!?

    てか、この流れは買うんですよねw

  2. うふふ. いや,買う流れなんです,それは間違い無いです. タイミングと機種を何にするか?が問題なので,今回はじっくり検討しようかと.
    我慢できれば,年末くらいですかねぇ・・・.

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