写真は本文と全く関係無いです. って今回は最初に書いておかないと.
この本を買ったのは半年くらい前で,「U2のアルバムのジャケットに使われた人なんだ,へー」って思っていたんだけど,その後立場が対等である事を知った.(こちらの記事参照) どうしたって「U2に採用された」っていう上下関係を思ってしまうけど,それはずいぶんと杉本氏に対して失礼だったな.
買った当初は全然読めなかった. 勢い込んで本を開いてはみるんだけれど,活字の表面を目で追っているだけで読み進めるのが何故か苦痛で,ほんの数ページ読んだだけで放り投げてしまった.
ところが,年が明けてからふと手にしてみたら,何故か今回はすんなりと読めた. なるほど,読みにくいと思った時は少し寝かしてみるのが良いのかも.(笑)
幾つかの評論乃至はエッセーを集めたもので,仏教をベースとした古美術を語るものと,氏の幾つかの代表作(映画館を映画が始まった時から終わった時までシャッターを開けて撮った写真や,ろうそくの始まりから終わりまでを撮った写真など)とがあって,自分はとりわけ仏教をベースとした古美術の方に惹かれる. 杉本氏の本をきっかけとして,扱われている幾つかの歴史を学び直して,それから実際にそれらを見に行ってみるのは面白そうだ.
特に古い,例えば仏像や建築等を見るときに,単に「古いもの」として見るか,そのものが出来た時代そのものに思いをはせるかで,ずいぶんと感じ方が違う様で,そんなことを今頃になって学んでいるというわけ. この仏像を,あの歴史の教科書で学んだ人物が確かに見ていたということ.こちら側に立っていたという事実に思いを巡らすということが,これほど興奮することだとは知らなかった.
そういう意味で,自分にとっては大変面白い本だった 写真に全然関係無いんだけど・・・.










